

2017年
2017年は収穫の年だった。いくつかの新しい出会いがあった。いくつかの再会があった。少しだけギターが上手くなった。沢山曲を作ることが出来た。久しぶりにフェスに出演し、久しぶりに北へ旅をした。久しぶりの街で歌い、初めての街で歌った。最優先事項だったレコーディングは上手くいかなかったけれど、より良いアルバムにするために必要なステップだったと思えたこと。それら全てが新しい一年に繋がっていく。きっと来年はもっと良い年になるだろうという確信がある。 来年はやりたいことが沢山あるんだ。そして久しぶりに会いたい人がいる。どんな年になるんだろう。今から楽しみで仕方がない。 ライヴで、音源で歌を聴いて下さった皆さん、ライヴをさせて下さったお店の人たち、一緒に音楽を鳴らした人たち、対バンした人たち、一緒に旅をした先輩たち、新しい友だち、古き友人たち。出会った全ての人たちに感謝です。皆さんの新しい年が良いものとなりますように。 来年もよろしくお願いします。


阿佐ヶ谷harness
ブログ「阿佐ヶ谷harness」 5年前の春から初夏にかけての頃だったか。ソロシンガーで、割礼のベーシストでもある鎌田ひろゆきさんからメールが来た。「ライヴバーを始めるからワンマンライヴをやってくれないか?」と。迷うことなく「是非やらせて下さい!」と即答したところ、単発ではなく月一でのワンマンのオファーだったので驚いてしまった。 自分の弾き語りは手を変え品を変えという類のものではない。エフェクター等は一切使わない(というか使えない)、歌とギターだけの文字通りの弾き語り。せいぜい時々エレキを使い、もっと時々リゾネーターを使うくらい。数回で飽きられはしないだろうか?それに月一でワンマンを切れるほどの集客力が自分にあるとも思えなかった。「本当に自分が月一でワンマンライヴをやらせてもらって良いのだろうか・・・」と一瞬怯んだけど、毎月ワンマンをやらせてくれるお店なんて他にはない。不安の種を数え始めたらキリがないけれどやってみたい、やるしかないと思った。 そうしてスタートしたharnessでの月一ワンマンが今月で64回目を迎える。ワンマン以外のライヴも含めた


函館ククムの夜
函館ククムでのライヴの告知等をツイートして下さったはちさん(@hachisun)こと工藤久美子さんがククムでのライヴ写真を撮ってくれました。お店とライヴの雰囲気が伝わってくれたら嬉しい。 予約して下さった方に付く軽食その1。 軽食その2。どっちも美味しそう! 打ち上げで頂いたお鍋。目茶苦茶体が温まったです。 打ち上げで頂いた大根の煮付け。大根も鶏肉も目茶苦茶柔らかくて味がばっちり染み込んで美味しかったです。 今回のツアーでは肉ばかり食べてたので、ククムで頂いたお料理はどれもホッとする優しい味でした。 ありがとう。


『Nord〜北へ』回想(後編)
札幌初日の会場、レストランのや。カレーが目茶苦茶美味しかった。 のやでリハーサル中の近藤さん。雰囲気も音響も素晴らしかった。 札幌二日目の会場、musica hall cafeにて。クリスマスと黒いブーツ。 musica hall cafeにて近藤さん熱唱中。 小樽は完全に冬景色だった。翌朝には雪が5cm近く積もってた。 近藤さんの手形&足形。雪が積もってるとやりたくなるよね。 小樽ライヴ終演後は焼き肉。目茶苦茶安くてびっくりしたけど、それ以上に驚いたのは締めにタレをそば湯のようにして飲むこと。小樽ではスタンダードだとか。 遠征編最終日、函館の会場ククム。道に迷った人もいるんじゃないかと思うけど、辿り着いた時に驚きと喜びを感じてくれたんじゃないだろうか。外観も内装も最高に素敵なお店だった。 鳥さんが釣りをしておられる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 ククムの猫ちゃん。やたらとスリスリしてくるかわいいやつ。人慣れしている上におっさん好きとのこと。なぜ近藤さんではなく俺にスリスリしてきたのか? ククムの朝ご飯。お母さんが作ってくれた芸術品のよう
『Nord〜北へ』回想(前編)
12月3日、夜。初の函館ライヴでの自分の出番を終え、近藤さんがセッティングをしている間に火照った身体を冷まそうと外に出た。ふと空を見上げたら月が出ていたので写メを撮り、「歌い切った」とツイートした。何の気なしに撮ったあの時の月がスーパームーンと呼ばれる今年一番眩しい満月だということを後で友人から聞いた。 旅をしている間ずっと、自分の中に何かが「満」ちていくのを確かに感じていたし、遠征編最終日の函館ライヴでそれを歌として出し切ることが出来たと思った。一番眩しい「満」月の夜に持てる全てを出し切ったと思えたこと。そして函館でのライヴがククムの最多動員で「満」席だったこと。それらは単なる偶然なんだろうか。 函館ライヴの二日後、ツアーファイナルの阿佐ヶ谷harnessで旅に出る前夜に作った曲を歌った。前もって組んでいたセットリストを放棄し、考えに考え抜いて、当日の昼にようやくセットリストが決まった。今回の旅を締め括るには新曲こそが相応しいと思い、セットの最後に歌った。旅をする間に自分の中で少しずつ「満」ちていったものを新曲として形に出来たこと。これも偶然な