top of page

阿佐ヶ谷harness


ブログ「阿佐ヶ谷harness」

5年前の春から初夏にかけての頃だったか。ソロシンガーで、割礼のベーシストでもある鎌田ひろゆきさんからメールが来た。「ライヴバーを始めるからワンマンライヴをやってくれないか?」と。迷うことなく「是非やらせて下さい!」と即答したところ、単発ではなく月一でのワンマンのオファーだったので驚いてしまった。

自分の弾き語りは手を変え品を変えという類のものではない。エフェクター等は一切使わない(というか使えない)、歌とギターだけの文字通りの弾き語り。せいぜい時々エレキを使い、もっと時々リゾネーターを使うくらい。数回で飽きられはしないだろうか?それに月一でワンマンを切れるほどの集客力が自分にあるとも思えなかった。「本当に自分が月一でワンマンライヴをやらせてもらって良いのだろうか・・・」と一瞬怯んだけど、毎月ワンマンをやらせてくれるお店なんて他にはない。不安の種を数え始めたらキリがないけれどやってみたい、やるしかないと思った。

そうしてスタートしたharnessでの月一ワンマンが今月で64回目を迎える。ワンマン以外のライヴも含めたら多分70回前後出演させてもらってる。鎌田さん曰く、自分が最多出演とのこと。「凄いね!」と言われることがあるけれど、自分ではよくわからない。未だにお客さんが来てくれるだろうかと心配になるし、実際物凄く少ない時がザラにある。自分のホームと言い切れるお店であるにもかかわらず本番前は未だに毎回緊張するし、思うように歌えずに悔しい思いをすることもある。その度に「まだまだだな」と思う。それでもめげずに、逃げずに続けてきた。「鈍ら刀ではあるけれど地味に、地道に刃を磨き続けてきた」という自負を抱ける程度には成長することが出来たと思ってる。機会を与えてくれた鎌田さんにはただただ感謝の気持ちしかない。

今週末、12/23(土)の月一ワンマンが2017年最後のライヴだけど、特別なことをやるつもりはない。いつも通り、歌いたい歌を全力で歌い切るだけ。久しぶりにエレキを弾きたいなぁと思ったりもしたけれど、潔くアコギ一本で臨むことにした。

前半か後半のどちらかで制作中の新譜を丸々演奏すること以外は何を歌うかは決めてない。今年自分を支え、背中を押してくれた歌を数曲カヴァーしたい気持ちもあるけれど、自作曲だけでいこうかとも思う。いずれにせよ悔いを残さぬよう歌い尽くします。

この日に限らず、色んな場所で色んなミュージシャンのライヴが行われるけれど(自分が客として観に行きたいライヴが三本もある!)、阿佐ヶ谷harnessに足を運んでもらえたら嬉しいです。

Featured Posts
Check back soon
Once posts are published, you’ll see them here.
Recent Posts
Archive
Search By Tags
No tags yet.
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page