想像
2月の阿佐ヶ谷harnessでの月一ワンマンでアルバム『灰と花』を全曲演奏すると決めた時のこと。収録曲中の半分近くが長いこと歌っていない曲だったので、おさらいがてら久し振りに聴き返してみた。拙さや粗ばかりが気になってしまうので普段は滅多に自分の音源を聴き返すことはしないんだけど、あの時はフラットに聴くことが出来た。流れで他の音源も聴き返してみたけど、同じようにフラットに聴けた。良い作品を作り続けてこれたんだなぁと素直に思えた。 思い出深いレコーディングを挙げたらキリが無いんだけど、それでも敢えて挙げるならアルバム『夜の冒険者』収録の「想像」のレコーディングかな。弥吉さんがアコースティックギターでベーシックとなるアルペジオを弾き、そこに俺がフレーズを被せ、コーラスを入れただけのシンプルな曲。この曲での二本のアコギの絡み方には、弥吉さんと俺との関係性が凄く現れてる気がしてる。 レコーディングにおいてもライヴにおいても弥吉さんがドッシリと構えていてくれるからこそ、俺は自分勝手流でやりたいことをやってこれたんだと思ってる。「想像」の二本のアコギの在り方、


俺たちの旅
ようやくブログを更新する余裕が出来ました。ここから数回、少し遡ります。 近藤智洋、高畠俊太郎、岡本定義、古明地洋哉の四人での『俺たちの旅』、今回の『2018如月弥生』編を終えて第二章に突入した手応えを感じることが出来た。四人で顔を突き合わせて意見を出し合い、試行錯誤を重ねてきたことがここにきて結実した感触があった。 一昨年だったかもっと前か、記憶はあやふやなんだけど、遠征編広島でのライヴを終えた後の打ち上げの時に「俺たちバンド感出てきたよね~」という話になった。確か俊太郎さんが言い出したんだと思うんだけど、何かわかる気がするなぁと思った。その時はこの四人でバンドを組むことになるなんて思ってもみなかった。 曲毎に楽器パートを変えてやってたOUR JOURNEYS結成当初は余興感があった(自分達的にはそんな風には思ってなかったですよ、念のため!)けど、パートを固定することでグッとバンド感が増した。バンドとしてのオリジナル曲を作ったことでそれが更に一層強まったと思う。個性も持ち味も違う四人全員が歌い、曲を作るから音楽性の幅も広い。メンバーである自分達で