『Nord〜北へ』

November 26, 2017

今月末から来月頭にかけて、近藤智洋さんと久しぶりに二人旅をする。行くのは久しぶりの北海道。多分7年ぶりとかそれくらい。近藤智洋、高畠俊太郎、古明地洋哉の三組でのツアー『EAT!EAT!MEAT!』で行った時以来だと思う。

 

北海道といえば札幌のFM NORTH WAVEでラジオ番組をやらせてもらっていたことを真っ先に思い出す。1時間の番組で、DJは自分一人だけ。喋るのが苦手な自分に務まるか物凄く不安だったけれど、いざスタートしたらびっくりするくらい楽しかった。世間的に知られているヒットソングは殆どかけなかった。他の局やテレビ、有線等でいくらでも聴けるような曲をかけたって仕方ない、それよりも人に強く薦めたい音楽をかけたい。そんな気持ちで毎回選曲した。どんなに長い曲でもフルでかけた。自分が子供の頃に聴いたラジオがそうだったから。

小学生の時にラジオでThe Doorsの「The End」がフルで流れた時のことは今もはっきりと覚えてる。当時はレコードやカセットテープを買うお金がなかったから、ラジオやテレビをラジカセで録音するしかなかった。FM雑誌の番組欄をくまなくチェックして、大好きなThe BeatlesやSimon And Garfunkel等が流れる番組に蛍光ペンでチェックを入れる。番組中のどのタイミングでお目当ての曲が流れるかわからないから、録音しそびれることのないように番組が始まったら即録音ボタンを押す。あの日の夜もそうだった。目当てのアーティストの曲が流れるのを今か今かと待ち構えていたその時、不穏な曲が流れてきた。それが「The End」だったんだけど、当時の俺はその素晴らしさが全くわからず、「何ておどろおどろしい曲なんだ・・・!」と思った。「まともな人が聴くような曲じゃない・・・。こんな曲を聴いているところを親に見つかったら家から追い出されるんじゃないか・・・?」そう不安に思いながらもなぜかラジオのスイッチを切ることが出来ず、不安な気持ちのまま最後まで聴いてしまった。何というバンドの何という曲かは聞き逃してしまった。それから何年も後のこと、高校生の時に映画『地獄の黙示録』を観て、劇中で流れる「The End」を聴いて何て物凄い曲なんだろう!と感銘を受けた。でも待てよ、どこかで聴いたことがある気がするんだよな・・・。そう思ってラジオを録音したカセットテープを片っ端から聴き返して、あの時のあの曲だ!と判明した時の驚き。あの時の自分が体験したようなことを自分の番組で体験してもらえたら。そう願いながら曲を選んだ。

かなり偏った選曲だったけれど、それでも聴いてくれている人が少なくなかったのが物凄く嬉しかった。毎回テーマを決めて選曲をし、そのテーマに沿ったカヴァー曲を弾き語った。弾き語りコーナーの評判が良かったので、丸々一時間生放送で弾き語りライヴをやったりもした。作ったばかりの新曲を真っ先に番組で披露したこともあった。今思うと弾き語りの楽しさを知るきっかけのひとつだったと思う。

 

近藤さんとの二人旅は10年前の東北全県ツアー「sing about blues,think about truth」以来。確か俺の方から二人で東北全県を回りませんか?って声をかけたんじゃなかったっけな。

近藤さんは音楽が好きというだけじゃなく、活動の仕方や姿勢、立ち居振る舞い等も含めて俺が最も尊敬してるアーティスト。近藤さんからどれだけのことを教わってきたか、数え上げたらキリがない。7th Floorで始めて対バンした時から現在に至るまで何度共演してるかわからないけれど、それでも一緒にライヴをやる度に刺激を受け、心を動かされる。変わらずに変わり続けること。変わり続けながら変わらずにいること。それを悲愴感や焦燥感、迷いや苦悩を微塵も見せずにやってのける。実際は色々大変なはずなんだ。なのに無理をしていたり強がっているようには全く見えず、ごく自然にやってのける。「走る風のように、落ちる雨のように、雨が降って風が吹くくらい当たり前に」。

 

長くなってしまったけど、それだけ楽しみにしているんです。初めての人、気長に新譜を待ち続けてくれている人は勿論、「古明地洋哉!昔聴いてたけど。まだ音楽やってたんだ!」という人にもライヴを観に来てもらいたい。前回から大分間が空いてしまったけれど、その間ただ無為に過ごしていたわけじゃない。地味に、地道に刃を磨き続けてきたという自負はある。今の自分の歌を一人でも多くの人に聴いてもらいたいです。セットリストはまだ白紙だけど、新旧曲を織り交ぜつつ、現在制作中の新譜に収録予定の曲も歌うし、カヴァーもやりたいと思ってる。日毎で選曲を変えて臨むので楽しみにしていて欲しいです。

近藤さんとのセッション曲も6~7曲やる予定です。公言したことはないけれど、近藤さんと一番上手くハモれるのは俺だって、ずっと前から密かに思ってる。なんて言ったら「いやいや、俺こそが一番だよ!」っていう人が沢山出て来そうだな。ともあれ、楽しみにしていて下さい。

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